XMTrading(エックスエム)は日本の金融庁に登録せずに運営を行なっています。
結論として、日本人トレーダーがXMを利用することは違法にはあたりません。
では、XMがなぜ日本の金融庁に登録を行わないで、海外の金融ライセンスをもとに運営しているのでしょうか?
そして、本当に日本人がXMでトレードして大丈夫なのかについて、本記事では詳しくお伝えしていきたいと思います。
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日本の金融庁に登録しないと違法になるFX業者とは?
金融庁は、日本国内の金融活動全般を監督する政府機関です。FX取引においても、国内の業者に対する規制や監督を行い、不正な運営を防ぐ役割を担っています。
ただし、金融庁の監督範囲は日本国内に限られており、海外に拠点を持つFX業者はその対象外です。
そのため、日本国内に事業所を持たない海外FX業者は、金融庁の登録を必要としません。
過去にXMが金融庁に受けた警告の内容について
XMが日本の金融庁から過去に警告を受けたことを知って「XMは違法ではないのか」と考えた方もいらっしゃると思います。
金融庁が公表している資料によれば、令和2年8月に「無登録での営業活動を通じてのデリバティブ取引の勧誘」という理由で警告を受けています。
この警告は、日本居住者に対する直接的な勧誘活動が行われていた可能性があるために発せられたものです。また、この資料にはTICKMILL、TITAN FX、LAND-FXといった、海外で知名度のある他のFX業者の名も挙がっています。
これは、日本の金融庁に登録していない海外FX業者が、日本居住者に対して営業活動を行う場合、警告の対象になり得ることを意味しています。
日本人が海外FX業者を利用することの違法性は?
海外FX取引に関しては、日本の法律である金融商品取引法において、その利用が違法であるとは明記されていません。
したがって、現状では海外FX業者を利用すること自体は違法ではありません。(ただし、今後法改正があり、違法となる可能性はあります)
インターネット上で海外FXの違法性についてしばしば議論されることがあるのは、法律に特定の記述があるためです。
海外所在業者であったとしても、日本の居住者のために又は日本の居住者を相手方として金融商品取引を業として行う場合は、金融商品取引業の登録(日本の「金融商品取引法」に基づく登録)が必要です。日本で登録を受けずに金融商品取引業を行うことは、禁止されています。(違反者は罰則の対象となります。)
引用:金融庁「無登録の海外所在業者による勧誘にご注意ください」
ここで言われているところの「海外所在業者」が海外FX業者を指していますが、金融庁は、日本国内の消費者を保護する立場から、日本で公式の金融ライセンスを持たない海外FX業者の利用に対して警告を発しています。
このため、海外FX業者の利用に違法性はないとされているものの、利用者は自己の責任において取引を行う必要があることは覚えておきましょう。
XMが日本の金融庁に登録しない理由とは?
では、世界190か国以上から利用されているXMTradingが日本の金融庁になぜ登録しないのでしょうか。
それは、トレーダーに快適なトレード環境を第一優先するうえで、日本の金融庁に登録してしまうと制限されてしまう内容があるからです。
国内のFXと海外のFXのレバレッジの違い
日本におけるFX取引では、法規制によりレバレッジの上限が25倍に定められていますが、海外のFX業者では1000倍以上、場合によっては3000倍に達することもあります。
たとえば、海外FX業者のXMは、高レバレッジ取引を少ない資金で行える点が魅力とされています。ただし、XMが金融庁に登録すると日本の法律が適用され、その結果レバレッジが25倍までに制限されてしまいます。
これにより、小額投資で大きな取引を行うことができなくなり、XMを利用するメリットも失われてしまうでしょう。金融庁に登録せずにサービスを続けることは、XMにとっては登録するよりも利点があると言えるでしょう。
日本の金融庁に登録しないことが違法またはリスクが高いわけではないことも、重要なポイントです。
ゼロカットシステムが適用されないリスク
XMでは、取引の損失が口座残高を超えた場合にも、その超過分をカバーするゼロカットシステムを採用しています。これにより、取引失敗が原因での借金を心配する必要がありません。
しかし、日本国内のFX取引ではこうしたゼロカットシステムは金融庁により禁止行為とされており、採用することができません。
つまり、国内FXでは口座残高がマイナスになった場合の補填は禁止されています。国内FXの経験がある方は、XMのような海外FX業者が提供する低リスクでのハイレバレッジ取引のメリットはおわかりいただけるのではないでしょうか。
ゼロカットシステムの仕組みについては、下記の記事でも詳しく解説していますので、ご参考ください。
詳しく解説しています!XMでマイナス口座残高をリセットする方法をゼロカットシステムの仕組みから徹底解説
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ボーナス提供に関する規制
XMを例にすると、口座開設時に13,000円のボーナスや、入金額に応じた追加ボーナス、取引量に応じたポイント還元など、トレード資金として活用できるボーナス制度があります。
国内のFX業者にもボーナス制度は存在しますが、入金なしでのトレード資金の提供は認められておらず、取引量に応じたポイントキャッシュバックや抽選などの形でのみ提供されています。
海外FX業者のXMでは、トレーダーが取引を行えば業者も利益を得られるという相互利益の関係があります。そのため、金融庁の規制を受けるデメリットを理由に、日本国内での競争に参加するメリットは少ないとされています。
XMのボーナスについては下記の記事で詳しく解説しています!
詳しく解説しています!XMのボーナス全種類!受け取り方・使い方と反映されない時の注意点
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XMが取得している金融ライセンスは?
XMは、日本の金融庁の登録がないにもかかわらず、取得が厳しいとされる複数の国際的な金融ライセンスを保有しており、世界各国で合法的に運営しています。
キプロスで設立された同社は、オーストラリア、ベリーズ、イギリス、ドバイ、セーシェルなど世界中に支社を持ち、それぞれの地域で適切なライセンスを取得し事業を展開しています。
また、XMはICF(投資家補償基金)への加入が義務付けられており、CySEC(キプロス証券取引委員会)のような機関からライセンスを得るには、厳格な管理体制が求められます。これは以前、日本人トレーダーにも適用されていた要件です。
しかし、日本人が対象外となったのは、日本の金融庁がキプロスの監督当局に対して何らかのアクションをしたという背景があると言われています。これは、国内のFX業者を利用してもらい、資金の海外流出を防ぐ目的があったと考えられます。
さらに、XMのような海外FX業者のみならず、海外のバイナリーオプション業者にも金融庁は圧力をかけているのが、先程触れた警告の公表にあらわれています。
ともあれ、海外での金融ライセンスの取得が日本の金融ライセンスと比べて比較的容易であると誤解されがちですが、実際には業者の信頼性を評価するには、その背景にあるライセンスの質と管理体制を見極める必要があります。
XMの信頼性については、下記の記事で詳しく解説していますので、こちらも合わせてご覧いただけると、海外FX業者の中でも安全性の高い業者であることがおわかりいただけると思います。
詳しく解説しています!XMの信頼性は?安心してトレードできる海外FXである理由を解説!
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「XMは金融庁に登録ないけど違法じゃないの?日本人はトレードしても大丈夫?」のまとめ
XMは日本の金融庁に登録していないものの、国際的な信頼を築いています。これは、海外の各支社で適正なライセンスを取得して運営していることによります。
日本の金融庁が国内のトレーダーの海外流出を懸念して圧力を加えている状況は確かですが、XMはそのような状況の中でも柔軟に対応しており、サービス提供を停止する可能性は今のところ低いと見られます。
ただし、今後金融庁の方針によってはXMをはじめとした海外FX業者の利用が規制対象となる可能性もありますので、トレーダーは最新の動向は常に確認するようにしましょう。
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