今回はお金があるのに使えないという「お金使えない症候群」をテーマにお伝えします。
私たち多くの日本人は、子どもの頃から「お金を貯めること」を教えられてきましたが、「どのように使うべきか」についての教育はあまり受けていないように思います。
現在親である方々も、子どもたちに「貯金すること」を強調していますが、節約や貯金の重要性と共に「お金の賢い使い方」について伝える人は少ないのではないでしょうか。
詳しく解説しています
お金使えない症候群の人の特徴
お金使えない症候群の原因は不安や自身のなさといったネガティブな感情から生まれます。
具体的にお金使えない症候群の人の特徴を見ていきましょう。
お金を使って失敗するのが怖い
ご自身のためにお金を使うとき、それに伴って不安や恐れが生じることがあります。
「もし、自分に使ったお金で望んだ結果が得られなかったらどうしよう…」という心配です。
このような状況を想像すると、否定的な感情に囚われがちになります。
お金を使うと罪悪感を感じてしまう
一部の人は、買い物をすることで理想の自分に近づけると感じていますが、逆にお金を使わないことで理想の自分になれると感じる人もいます。
「どんなことも上手くいかないけど、せめてお金は貯められる」と考えるタイプです。
さらに、子供時代に欲しいものが手に入らなかった人たちは、自分で何かを買うことに罪悪感を感じてしまうことがあります。
周囲の目を気にしている
「他人から無駄遣いだと思われたらどうしよう…」
「あの人と比べて自分は十分努力していないのではないか…」
「批判されたらどうしよう…」
このように他人の目を気にし過ぎると、自分の行動にブレーキをかけてしまう傾向があります。
他人の意見に左右されたり、常に良い子を演じようとすることになります。
一方で、お金を使わなければ、周囲からの否定的な声は聞こえてきません。
これは、ある意味で失敗を避けるための行動とも言えます。
お金は使ったほうが良い理由
お金使えない症候群に当てはまっていると感じる方は、この機会にお金はなぜ使ったほうが良いのかを考えてみましょう。
ここではお金は使ったほうが良い3つの理由をご紹介します。
お金は使うことで増えるものだから
一般的に、能力への投資は早期が望ましく、年齢的なピークを考慮する必要があります。習得した能力を活かす時間が長ければ長いほど、経済的なリターンが期待できます。
例えば、大学進学は、学費だけでなく、その4年間を他の訓練や仕事に費やすことの機会コストを考えると、大きな支出です。しかし、大学の質や個人の特性(勉強に適している等)に応じて、将来の収入を大幅に増やすことができる有益な投資になる可能性があります。
若い時の経験はお金を使うことで得られるから
貴重な体験は、その人の人生で知識として役立つだけでなく、早く作られた思い出は長く楽しむことができるというメリットもあります。
旅行やスポーツ、飲食など、若いうちでないと十分に楽しめない活動も確かに存在します。そのため、お金を適切なタイミングで使わなければ、その価値を十分に引き出すことができないこともあります。
人間関係や時間を得ることができる
人間関係を築くためには、時間、努力、お金が必要です。例えば、飲み会や食事を共にすることは、今でも、そして将来も、関係を深めたり、重要な情報交換を行う上で有効でしょう。
ビジネスパーソンの人生を考えると、良好な人間関係が役立つ機会は多く、素晴らしい人間関係は個人の資産とも言えます。
さらに、経験への投資や消費には時間が必要です。たとえば、通勤時間を短縮するために職場近くに引っ越すなど、時間を買うための投資は有効な使い方です。その節約した時間を有効活用することが可能です。
人によって時間の機会費用は異なりますが、自分の1時間がどれくらいの価値があるかをおおよそでも意識することは有益です。
参考お金は貯めるより使ったほうがいい理由!使って増やす意識を養おう
お金使えない症候群から脱却するために始める3つの行動
では、お金使えない症候群から抜け出すためには、具体的にどのような行動を移せばいいでしょうか。
ここでは今すぐはじめられる3つの行動についてご紹介します。
現在の収支を把握する
「お金を使いすぎる人」と「お金を使わなさすぎる人」の共通点は、「お金についての理解が不十分」であることです。
家計簿をつけた経験がなければ、まずは家計簿をつけてみることをお勧めします。税金の支払いや、旅行、帰省、家電の買い替えなどの特別な出費も含めて、最初は1年間続けることを目指しましょう。1年間続けることができれば、それはすでに習慣になっているはずです。
家計簿をつけるのが面倒だと感じる方には、便利な家計簿ソフトの利用をおすすめします。
収支のバランスを知ることは、「お金について考える」ための最初のステップです。
将来自分はいくら必要なのかを把握する
お金の使用に恐れを感じる背景には、多くの場合「将来に対する不安」が存在します。
将来の計画を具体的に立て、「いつ」「何のために」「どれくらいの」お金が必要かを明確にしましょう。
お金は価値あるものと交換することで本当の意味を持ちます。貯金も、目的をはっきりさせることによって、より有意義なものになります。
資産運用という考え方でお金を使ってみる
資産運用は、お金を効果的に増やす一つの手段です。
お金の使い方に慣れていない方は、まず余裕がある資金を資産運用に回すことから始めてみるのも良いでしょう。
銀行預金も資産運用の一形態ですが、現在の金利の低さを考えると、単に預けているだけでは資産増加には時間がかかるでしょう。
適切な資産運用によって、資産が増える速度が加速し、目標額をより早く達成することが可能になります。これは大きなメリットです。
また、資産運用は、お金の使い方を学ぶのにも適した方法です。
「お金使えない症候群から抜け出すにはお金の使い方を学ぶべき!」のまとめ
お金は持っていても使えず、使った後にはいつも後悔してしまう。そんな状況では、お金との関わりが常にストレスの源になってしまいます。
お金の使い方にブロックがあると、満足のいく人生経験をすることが難しくなります。人生の満足度を高めるためにも、お金の使い方を見直す必要があるでしょう。
そんな時こそ、お金の管理や投資について学ぶ絶好の機会かもしれません。
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