XMTrading(エックスエム)では、口座を開設する際、基本通貨としてアメリカドル(USD)、日本円(JPY)、ユーロ(EUR)の中から選ぶことになります。海外FXでは、日本円以外の通貨を保有する選択肢があるのが一つの特徴です。
どの通貨を基本通貨として選ぶかは迷うことが多いと思います。基本通貨にはそれぞれのメリットとデメリットがありますし、一度選んでしまった後の変更が可能かどうかも気になるところです。この記事では、XMの基本通貨について解説します。
詳しく解説しています
XMで口座開設後に基本通貨を変更はできる?
XMでは、口座を開設する際に基本通貨を設定しますが、一度設定するとその口座では変更することはできません。
ただし、XMでは1人が最大8つのリアル口座を持つことができるので、新たに口座を開設することで異なる基本通貨を選ぶことができます。
複数の口座を開設する際、既に有効化されている別の口座があれば、新たに開設する口座も自動的に有効化されます。このため、再度本人確認書類を提出する必要はありません。
注意点として、メールアドレスは登録時に共通のものを使うことが重要です。XMではメールアドレスで個人情報を管理しているため、異なるメールアドレスで口座を開設すると不正行為とみなされ、口座の凍結や強制退会のリスクがあります。
XMの仕様やルールをよく理解して、基本通貨の選択や口座開設のプロセスを進めることが大切です。
参考XMの口座が凍結・休眠口座になってしまう条件は?復活&解除方法を詳しく解説!
また、基本通貨の異なる追加口座作成した場合、口座間で資金移動をすると3%の手数料がかかる点にも注意が必要です。
資金移動のルールについては、下記で詳しく解説していますので、あわせてご確認ください。
参考XMの口座間の資金移動の方法とボーナスの扱いや手数料の注意点
基本通貨を変更してXMの追加口座を作成する手順
XMでは、一度口座を開設すると、基本通貨を後から変更はできませんが、追加口座を作成すれば基本通貨を変更できます。追加口座の作成手順は、下記のとおりです。
①XMにログインして「追加口座開設」をクリック
XMの管理画面にログインして、最下部の「追加口座開設」→「リアル口座」の順にクリックしましょう。
②変更したい基本通貨を選択する
新規口座開設時と同様に、Meta Traderのバージョン、口座タイプ、レバレッジを選択をそれぞれ選択し、「基本通貨」のタブで、ユーロ(EUR)・USD(米ドル)・JPY(日本円)の中から変更したい基本通貨を選択します。
最後にボーナスの受け取り有無と利用規約の同意にチェックを入れて「続行する」をクリックします。
③取引口座のパスワードを設定する
下記条件に沿った取引口座のパスワードを考えて入力し、「完了」をクリックすることで基本通貨を変更した追加口座の作成ができます。
- 10文字以上~15文字以下
- アルファベット大文字・小文字をそれぞれ1文字以上使用
- 数字を1つ以上使用
- 特殊文字を1つ以上使用
基本通貨として日本円(JPY)を選ぶメリット
XMでの基本通貨とは、資金をどの通貨で管理するかを決める設定です。日本円、米ドル、ユーロから選べます。選んだ通貨で入出金が行われるので、普段使っている通貨を選ぶことが大切です。
特にこだわりがない場合は、基本通貨として日本円を選ぶことをお勧めします。日本円を選べば、国内の銀行口座からそのまま入出金が可能ですし、XMの口座残高やトレード資金も日本円で確認できます。
さらに、日本から利用する場合、基本通貨が日本円なら為替手数料が発生しないというメリットがあります。外貨建て口座に入出金する場合、為替の影響や手数料で損失が出るリスクがあるため、それを避けたい場合は日本円を選ぶことが良いでしょう。
アメリカドル(USD)・ユーロ(EUR)を基本通貨とした場合のメリット・デメリット
XMで基本通貨をアメリカドル(USD)やユーロ(EUR)に設定すると、日本円(JPY)を基本通貨とした場合とは異なる特性があります。それぞれのメリットとデメリットを見てみましょう。
為替手数料の影響
USDやEURを基本通貨に設定すると、これらの通貨で入出金を行うことになります。既にUSDやEURを持っている場合は問題ありませんが、日本円からこれらの通貨に変換する際には為替手数料がかかり、実質の残高が減少することがあります。
出金時も同じです。また、XMのプラットフォームやMT4/MT5ではUSDやEURで表示されるため、日本円での残高が直感的に分かりにくくなるのも欠点です。
為替レートの変動による影響
USDやEURを基本通貨としていると、為替レートの変動によって残高の価値が変わります。例えば、1万円を1ドル=100円のレートでUSD口座に入金すると、100ドルが反映されます。この100ドルが、1ドル=140円になると、日本円に換算すると14,000円の価値になります。
このように、円安になると外貨を保有しているだけで、出金時に得をすることがあります。外貨の取引に慣れている人や、将来の為替レートの動きを考慮したい人には、外貨建ての口座が適しているかもしれません。
しかし、円高になると出金額が減少するリスクもあります。その場合、XMの口座に資金を保持して円安になるのを待つこともできますが、急いで出金したい場合には不便ですし、為替の変動によるストレスも考慮する必要があります。そのため、JPY以外を基本通貨にする場合は、よく検討してから決定することが重要です。
XMで口座の基本通貨を変更したい時のよくある質問
XMのリアル口座の基本通貨を変更する方法は?
XMのリアル口座で設定された基本通貨は後から変更することはできません。しかし、異なる基本通貨の新しい口座をXMのマイページから開設することは可能です。
XMで選択可能な基本通貨の種類は?
XMでの口座開設時に選べる基本通貨は、「EUR(ユーロ)」「USD(米ドル)」「JPY(日本円)」の3つです。
XMで追加の口座を開設する際、再び本人確認が必要ですか?
XMでは、一度本人確認が完了している場合、新たな口座を開設しても改めて身分証明書等を提出する必要はありません。
XM口座の基本通貨の設定方法は?
XMでの口座開設時に基本通貨を設定します。既存の口座の基本通貨を変更したい場合は、マイページから手続きが可能です。
XMで基本通貨を米ドルにするメリットは何ですか?
最近の円安・ドル高の傾向を考慮すると、XMで基本通貨を米ドルに設定しトレードすることで、ドルの獲得と為替差益を得ることが期待できます。ただし、為替は随時変動しますので、相場を判断しながら検討するようにしましょう。
「XMでは口座の基本通貨は後から変更できる?利益に差が出るから見直し必須!」のまとめ
この記事では、XMでの基本通貨について詳しく解説しました。基本通貨は口座設定の根幹をなすものであり、多くの人が特に深く考えずに日本円(JPY)を選択していることでしょう。
日本円での入出金が一般的なので、特に理由がなければJPYを選ぶのが無難です。しかし、基本通貨の意味を理解することで、それぞれの通貨のメリットとデメリットが明確になります。
基本通貨は一度選択したら変更はできませんが、必要に応じて複数の口座を開設することで異なる通貨を選択することは可能です。自身の状況や為替の状況、取引スタイルに合わせて、基本通貨を使い分けてみてはいかがでしょうか。
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